2015年9月24日木曜日

イギリス旅行記2 大英博物館&チェスターへ移動

旅行二日目。朝方まで雨が降っていたが宿を出る頃には晴れ間が見える。

ダイナミック(?)な展示。
独り占め!
午前中は大英博物館で過ごすことにする。チケットはないし(入場料無料)、持ち物検査もなく館内へ。開館時間に扉の前にスタンバイ。

10時に扉が開くと眼の前にロゼッタストーンが登場。群がる人々を尻目に、その先にあるパルテノン神殿の展示室に進む。誰もいない部屋で、パルテノン神殿の彫像たちを、私が独り占め!感激してしまった。

そのまま三階に上がり、エジプトのミイラゾーンを楽しむ。11時前になるとだいぶ人が増えて賑やかになったが、その前は人気ゾーンも割とゆったり楽しめると思った。

館内を一通り見て(ショウケースの前をとりあえず歩いた)、13時前に宿に戻る。ユーストン駅から高速鉄道に二時間乗って、弟が滞在している街チェスターへ移動。駅で弟と落ち合って、彼のホームステイ先へ。ここに私も三日間お世話になるのだ。


あまり速そうに見えない電車。



荷物を降ろしたあと、チェスターの街を散歩。今日はあえて中心街を外して、運河、川沿いや公園を歩いた。天気に恵まれて、緑がきれい。公園ではリスも走り回っている。電車の車窓からも感じたことだけれど、自然が本当に豊かでいいなあと思う。

動きが速くてピンぼけ。
平日夕方に釣り人が。



家に戻って晩ご飯。ステイ先のご夫妻に渡したフランス土産の赤ワインとチョコレート、喜んでもらえたようだ。フランスは、こういうお土産には事欠かないな。

2015年9月3日木曜日

女子学生におすすめの本 その2

その1に続き、女子学生におすすめの本第二弾。性に関する本をまとめました。特に、性暴力被害を避けるためのハウツー本はぜひ目を通してほしい。

北村邦夫『ピル』
どうやって確実に避妊するかってのは、女性にとって切実な問題ですよね。女性が自分の意志で使えるピルは有力な選択肢の一つだと個人的には思っているんですが、日本ではあまり広まっていない。
本書は、ピルの基礎知識、歴史、女性にとってピルを使うことの意義などをわかりやすく解説した本。ピル使用者にとっても、未使用者にとっても、ピルとはなんなのか知るのに最適の本だと思います。


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アンドレア・パロット『デートレイプってなに?』
恋人や友達など知人から受ける性暴力を「デートレイプ」と呼びます。たとえ彼氏でも、あなたが望まない仕方で性的に接触すればそれは性暴力なのです。でも、やっぱり彼氏だから、きつく出にくいですよね。その辺もふまえて、どうやったら性暴力の被害に遭わずにすむかを実践的に解説した本。どういう状況でデートレイプがおきやすいか、どういう心持ちでいると被害に遭いやすいか。知識を持つことが被害回避につながります。
一例として、第13章「身を守るためにあなたにできること」の見出しを見てみましょう(同書151-61頁)。デートレイプから身を守るためだけでなく、うまく人生を生きるためのよいアドバイスになっています。


  • 自分をだめな人間だと思わない。
  • 精神的な助けを求める。
  • 自分をいやな目に合わせる人には近づかない。
  • 自分には尊重してもらう権利があることを理解する。
  • アルコールに気をつける。
  • つねに本気で話し、言葉と本心とを一致させておく。
  • はっきりしたメッセージを送る。
  • 逃げ道を確保する。
  • 危険な状況にならないようにする。 



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ギャヴィン・ディーベッカー『暴力から逃れるための15章』

ストーカーやかデートレイプ等もろもろの暴力を回避するための知恵を語った本。実例が豊富で、生々しいです。
暴力を避けるための知恵とは、端的に言えば「直観を信じろ」である。実際、私が痴漢などに遭ったときも、絶対「あれ?」って思っていたのである。「何か変だけど...(変って思っちゃ悪いわ)」ってやり過ごして、やっぱり変な人であることを目の当たりにしてきた経験、あなたもありませんか? 自分が「なんかいやだ」「なんかおかしい」「気持ち悪い」と思ったら、その直感は信じていいし、信じるべきなのです。



暴力から逃れるための15章
ギャヴィン ディー‐ベッカー
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豊田正義『DV』
DV被害にあわないために、DVとはどんなものかを知っておきましょう。セクハラと一緒で、「自分は被害者なのだ」という自覚を持てるかどうかが、被害を避ける鍵なので。



小早川明子『「ストーカー」は何を考えているか』
ストーカーの被害者対策として加害者と接してきた著者が、ストーカーする心理を解説した本。敵を知って、被害を避けるべし。


「ストーカー」は何を考えているか(新潮新書)
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